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エフェドラ
主成分:エフェドリン、スードエフェドリンなど
○効能:食欲を抑制し、基礎代謝を高めるため、短時間なら痩せ効果あり
×副作用:イライラ、動悸、不眠、高血圧、発汗。大量摂取で心臓マヒや脳梗塞の可能性も
大量摂取は危険。アメリカでは販売禁止
これまで、減量や運動能力の向上を目標に、エフェドラやその主成分であるエフェドリンの効果と安全性についての治験が盛んに行われ、多くの論文が報告されてきた。
ここで役立つのが、すでに発表された研究論文から治験データを抜き出し、統計処理を行い、その効果を判定する「メタアナリシス」である。
米サンタモニカ市にあるランド研究所のシェケル博士は、エフェドラやエフェドリンの効果についての治験データにメタアナリシスを適用した結果、エフェドラやエフェドリンは4〜6ヶ月間までの摂取なら偽薬より体重を毎月590〜908グラム減少させるという結論に達した。
要するに、短期間ならエフェドラに痩せ効果あり、と。
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それは、エフェドリンが脳の視床下部にある満腹中枢を刺激して食欲を抑えるのと同時に、ヒトが安静時に費やす基礎代謝を高め、カロリーを積極的に消費させるからだ。
しかし、喜ぶのはまだ早い。
4〜6ヶ月間以上の長期にわたるエフェドラの痩せ効果は実証されていないからだ。
私見を述べると、エフェドラに長期にわたる痩せ効果はないか、ほとんどないと思っている。
それは、どんな薬でも連用すれば、効き目がどんどん低下していくからである。
これを「耐性」と呼び、薬理学の常識となっている。
大腸がん手術後
エフェドリンは心拍数を高め、血流量を増やし、そのうえ末梢血管を収縮させる物質なので、血圧は上昇する。
エフェドリンは喘息の治療に欠かせない処方薬だが、副作用としてイライラがつのったり、動博、不眠、高血圧、発汗が発生することがある。
じつは、この副作用こそが代謝を高め、エネルギーを消費させているのだ。
つまり、エフェドリンの副作用こそが痩せ効果の源なのである。
エフェドリンは、その化学構造が覚醒剤のメタンフェタミン(通称、ヒロポン)にそっくりなため、「貧乏人の覚醒剤」というニックネームまで頂戴している。
エフェドリンを主成分とするエフェドラは、肥満者の多いアメリカでは、年間約1500万人が利用するダイエットピルのベストセラーである。
大腸がん手術から半年、CT検査の結果
だが、多くの副作用や死亡事故も報告されてきた。
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とりわけ注目を浴びたのは、2003年春に発生した、大リーグ、オリオールズのベクラー投手(23歳)のトレーニング中の熱射病による死亡事故である。
彼が減量のために使用していたエフェドラが熱射病を誘発したのではないかとの強い疑いが持たれたからだ。
そして2003年12月30日、FDAはエフェドラの副作用によって100人以上が死亡していたことを発表し、販売停止を試みたが、ダイエット業界とサプリメント業界のロビイスト活動にあう。
しかし、ついに2004年4月12日、FDAはエフェドラの販売停止を命じたのである。
エフェドリンを大量に摂取すると心臓マヒで死亡する恐れがあることはハッキリしている。
エフェドリンそのもの、あるいはこれを含んだサプリは今でもインターネットで入手可能だが、皆さんは決して手を出してはならない。
エフェドラに運動能力向上への効果はあるのかというと、これも実証されていない。
サプリの「エフェドラ」には、エフェドリンだけでなく、スードエフェドリン、フェニルプロパノールアミンといったかぜや鼻炎の大衆薬の成分のほかに、カフェインも必ずといっていいほど含まれている。
一般的な薬が単一の有効成分からできているのとは対照的に、サプリメントであるほとんどすべてのエフェドラには、カフェインや、カフェインを含んだハーブのガラナなど、もうひとつの興奮薬が追加されているのが現実である。
アンナニコル減量式
そして、エフェドリンとカフェインは互いに相乗的にはたらいて、脳を強く興奮させる。
その効果は、覚醒剤のアンフェタミンを摂取した場合によく似ている。
だから、1983年、FDA(アメリカ食品医薬品局)は、この組み合わせがあまりに危険なことを認識し、エフェドラを大衆薬から除外した。
1992年の「国際肥満雑誌」には、エフェドラとガラナの組み合わせによって発生した副作用が報告されている。
治験の開始から8週間までに被験者の体重は落ちたものの、35人のうち8人は心臓の鼓動がどんどん速くなった。
そして、この8人は治験から脱落した。
私の大腸がんの治療方針
現実の社会では、だれもエフェドラの用量をしっかり監視していないため、心臓マヒの危険はさらに高まるのである。
「エフェドラ」は痩せ薬として、またスポーツ選手の筋肉増強剤として利用されてきたサプリだ。
医師の処方箋が必要なく、インターネットの健康食品店やハーブ店などで「痩身サプリ」、あるいは「エネルギーサプリ」として簡単に入手できる。
アメリカでもっとも人気の高いサプリのひとつだ。
エフェドラは、漢方の生薬「麻黄」からの抽出物である。
麻黄には「エフェドラ・シニカ」「エフェドラ・エクイセンチナ」 「エフェドラ・インタメディア」の3種類がある。
麻黄の主成分は地上の茎の部分に含まれる、エフェドリン、スードエフェドリン、フェニルプロパノールアミンの3つで、これらの成分の構成比は種によって異なる。
これらの麻黄の主成分を「エフェドリン・アルカロイド」と総称している。
このなかでもっとも強力なのがエフェドリンで、エフェドラの全効果の最大90パーセントを、スードエフェドリンはエフェドラの効果の最大27パーセントを占めている。
エフェドリンには間接と直接の2つの効果がある。
間接的な効果は、エフェドリンが神経細胞を刺激してノルアドレナリンを放出させ、交感神経を興奮させること。
直接的な効果は、気管支の平滑筋を拡張させ、呼吸困難を改善することである。
エフェドリンが、かぜ、せき止め、気管支喘息の症状の改善に利用されることもあるのは、このためだ。
エフェドリンの服用量は1回12.5〜25ミリグラムで1日3回までとなっている。
大腸がん手術から3日後
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